ひびのなやみあれこれ

あたまでせいりできないぎもんをかく。

知識なき思考力教育の問題点2

それは、生徒(または児童)と先生との信頼関係が薄れることである。

中学校の定期テストでは、ここ3年間で、思考力重視という観点から見たことない問題を出題する割合が高まった。その結果、一部の生徒は、高得点を目指そうと色々な問題を解いたり、英検を勉強したりして対策をしている。しかし、勉強が嫌いまたは興味がない生徒は、定期テストに勉強したことが出ないことで、勉強への意欲が下がってしまい、とうとうテスト期間中さえも勉強しなくなる。そして、テストに出ないなら、授業を聞いても意味がないと感じだし、授業も聞かなくなる。それを理解しているのか、学習指導要領通りであるから問題ないと考えるのか分からないが、先生の中には、私が教えたことを生かせば問題が解けると言っている。教えたことを生かし応用できないのは生徒が悪いかのように。これでは、生徒と先生の信頼関係が築けない、または薄れていくだろうと思う。この教育が始まって、私が知っている中学校の定期テストの平均点は70点〜60点から60点〜50点ぐらいに下がっている。生徒たちがかわいそうである。